国土調査法に基づく地籍調査があります。今回、徳島県海陽町で保有するアパートの周辺が対象となり、立会いに行ってきました。
土地は公図が凄く重要です。私の土地はここです。と、公に証明できる。確定できるものですが、明治時代の地租改正時より作られた地図などを基にしたものが多くあり、現状とは大きく乖離している地所も多いのが現状です。
土地を売却、査定、借入時の担保評価時等、何か動きがあるとき、始めて、公図が混乱していますよ、とか、無地番に隣接していますよ、とかで、土地の評価ができない、分筆できない、など判明するケースが多いのです。
しかし、公図を訂正(手入れ)するとなると、隣接土地の関係者全員の立会が必要となり、また、相当なる測量費用もかかります。私も公図が混乱している物件を仲介するときには、所有者様に現状を説明するのが、ほんと心ぐるしいと思ったことが何度もあります。
でも、この地籍調査事業は、国、県、市町村が無償でやっていただけます。地主にとってはこんないいチャンスはないかと思います。
せっかく地籍調査があったのに、遠方だから行けない、と立会いできず、歯抜けになってしまっている土地も先日の取引でもあり、結果後日、土地家屋調査士をいれて、やり直しをしました。もちろん費用もかかります。
皆さん、地籍調査には進んで協力してくださいね
ところで、今回の調査立会中(筆数が多いので半日間要した)アパートの上階より下階への水濡れ事故があり、たまたま居合わせていたため、早期に対応することができました。
共同住宅はクレームがつきものです。初動対応がすごく重要ですね